宮古島ドットコムへ

ギンガムチェックの島トップへ
〜イルミネーション〜
  Vol.010
2005/01/01
真っ暗闇の中、浮かび上がる宮古屈指の
イルミネーション=平良市で



  あけましておめでとうございます。
 
  十二月と言えばイルミネーション。上野村のドイツ文化村や平良市役所をはじめ、街中の一般家庭でもイルミネーションの飾りつけが頻繁に行われている。昼間は目立たない民家も夜には光り輝くイルミネーションハウスになっているからびっくりする。
  おもちゃ屋や日曜大工センターなどでは夜を演出する様々な電飾や飾りつけが所狭しと並ぶ。その種類と量は都会並みで、店主以上に買い求める家主たちの要求と気迫が伝わってくる。
  夜になると各家庭の成果が一斉に披露される。住宅街を通ってみると、突然光り輝くイルミネーションに遭遇する。壁や庭木などに丁寧に飾りつけられた電飾がパッと辺りを照らし見ているだけで楽しい気分になってくる。どの家庭のイルミネーションも凝っていて上手。テーマすら感じさせる手の込んだ飾りつけも少なくない。
  街灯がほとんどなく、家がさほど密集していない宮古ではイルミネーションの輝きは一際よく目立つ。特に農村部では真っ暗闇の中に光り輝く家がポツンと浮かび上がる。同じイルミネーションでも目立ち具合やありがたさが違って見えてくるから不思議だ。
 こんな農村地域で宮古屈指のイルミネーションを披露するご家庭がある。ここのイルミネーションは凄い。夜な夜な見学者が後を絶たないほどの腕前で、宮古の「ディズニーランド」ではないかと思うほどの仕上がりなのだ。洋館建ての家屋と玄関へのアプローチ、庭木など全てに電飾が施されるだけでなくオルゴールのような優しい音楽がどこからともなく聞こえてくる。家主の方によると「どんなイルミネーションにしようと家族で相談しながら作った」という。見学者のために夜遅くまでスイッチを入れてくれているという奇特なご家族だ。
 神戸や横浜のルミナリエとは全く違い、手作りで家族の温もりをおすそ分けするようなイルミネーション。宮古では年末年始の大切な風物詩となっている。

 
Copyright© 2004-2005 ShiftEngineering All Rights Reserved.