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〜オリックスキャンプ〜
  Vol.032
2006/02/06
あけましておめでとうございます。新正月もあけ、旧正月もあけ、節分もあけてしまい、本当の意味で新年を迎えてしまいました。長らくエッセイの更新ができなくて大変申し訳ありませんでした。ことしもたくさんの小さなホッとする出来事を綴っていきます。ご愛読ください。
さて、恒例のプロ野球オリックスバファーローズのキャンプが始まった。オリックス以外にも宮古は今、スポーツキャンプの真っ盛り。宮古島にある野球場では社会人ソフトボールや大学野球チームが練習しているほか、社会人マラソン、大学ゴルフの各チームが避寒して宮古で汗を流している。今、観光とはまた違ったシーズンを迎えている。
中でもオリックスのキャンプはにぎやかだ。ことしは清原選手や中村選手が入団したことで、球場に訪れる観客も多く、報道陣も例年よりもはるかに多い。
先日、球場に行く機会があった。週末だったこともあり、親子連れや球児、観光客が目当ての選手を見ようと足を運んでいた。
子ども達の眼差しは真剣そのもの。バッティング練習では一緒に来ていたお父さんたちも興奮気味に我が子に向かって解説し、スイングや球の打ち方を教えている。もちろんカメラを手に写真を撮るファンも多い。

清原選手(左)を見ようとたくさんの観客が訪れた
オリックスキャンプ=宮古島市民球場

宮古に来るまでプロ野球やキャンプについて全く知る機会がなかっただけに、選手たちが練習している姿を見せるだけでこんなにも子どもから大人までが喜び熱中するものなんだと驚いた。
どの仕事であれ、プロと呼ばれる人たちは夢を与えるといわれる。球状でフェンスにへばりつきプレーを見る子ども達、思わず身を乗り出して見ているお父さん、サインを手に満足そうにしている球児ら、遠路追いかけてやってくるファンの人たち。本当に嬉しそうな顔をしてキャンプを楽しんでいる。子ども達に聞いてみる「将来の夢は」。選手の名を挙げ、彼のような「プロ野球選手になりたい」。
球場はいい顔をした人たちや微笑ましい姿でいっぱいになる。約一カ月のキャンプ期間中、オリックスは球場からたくさんの人たちに夢を与え続ける。
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