宮古島ドットコムの連載企画
「宮古島はちゃめちゃ移住計画」



vol.010 4月24日
動き出した「手作り万華鏡館」


第一号のお客様「城辺の栄子さん」が毎日のようにお客様を連れてきてくれた。

でも、他のお客様はゼロ。とりあえず栄子さんのおかげで格好はついてきた。

接客の練習にもなる。万華鏡のレッスンの練習にもなる。パワーストーンブレスレットの指導の仕方もうまくなってきたと思う。まあ、あまり急がずじっくりとやって行こう。

宮古島発行のタウン誌にも載せたことだし、お客様がたくさん来られても接客できないからボチボチいこう。と話し合っていた。


パワーストーン
手作りコーナー

一ヶ月も過ぎた頃だっただろうか。本当にボチボチ観光客や地元の女性が来てくれるようになった。

目標が出来た。「一日に4名のお客様を目指そう」

小さい目標だけれど私たちにとって精一杯の目標にした。

ブリーズベイホテルのロビーで万華鏡教室も開催できるようになり、少しずつだけれど心の中の不安が消えていった。

宮古島の女性は「神高い人」が多い。感性と感受性が豊かな人が集まって来る様になった。「この石はどんな意味があるの?」「体に良いエネルギーを与える石はどれ?」

さまざまな質問が飛び交うようになり私の説明だけでは間に合わなくなった。

いろいろな本を見て、研究し、約100種類以上ある石の持つ意味を表にまとめた。

好きな石を選んでブレスレットを作ってもらうときに本当に役立つものにするまでに

何回も作り直した。今では干支の守護石、誕生石、星座の守護石や色石の持つエネルギーを表にして持ち帰ってもらうようになった。誰もが喜んでくれる様にしたいという私の思いが一枚の石の持つ意味表になった。一から十まで自分の好きな石を選んでブレスレットやストラップ、イヤリングやペンダントまで作れる。内地にも無いと思う。自分でうれしくなった。全ては宮古島の女性たちから頂いたアイデアと私の努力の成果である。
「う・れ・しー!」出来上がった自作のブレスレットを手に取り、必ず言ってくれる言葉である。私もその言葉を聞いて「う・れ・しー!」

さて、手作り万華鏡についても、すごいことがわかってきた。日本各地に万華鏡を扱う店がある。有名な万華鏡作家の作品を展示したり、体験をさせたり、カルチャーセンターを開いている場所もあるようだ。しかし、常時、手作りの万華鏡を体験させてくれる場所を探してみたらなんと、2ヶ所しかない。ひとつは静岡県の伊豆高原にある。しかし、ミラーの組み方から具材料の選択、全てを短時間で体験できる体験工房は我が家「手作り万華鏡館」ただ一つだけだという事を知ったのである。これは、非常にうれしかった。しかも、料金も半額位で体験させてあげることが出来る。海の見える素敵な場所で・・・。

我が家のキャッチコピーも決まった。「雨があなたをやさしく包んだら・・・海で遊び疲れたら・・・手作り万華鏡館へ」何故?だって、天気が良い日は美しい宮古島の海に行

って欲しいから。宮古島の自然に触れて思いっきり深呼吸をしていて欲しいから・・・。

私も子供たちが幼い頃から宮古島に遊びに来ていた。大きなホテルに泊まっても小さな民宿に泊まっていてもロングステイをしていると、雨が続いたり、「今日は疲れたから海以外のところに連れて行って欲しい」とよく言われた。でも、何度も宮古島に来ていると殆どの所に行っているので後は室内で遊ぶしかない。焼きもの工房にもよく行った。とても楽しく遊べるのだが出来上がったものを持ち帰ることが出来ない。そんな時、貝細工で遊んだり、手作りの体験工房が内地のようにもっと多くあればどんなに良いだろうかと、親として思った。だから、雨が降ったら来てくれるようなことをやろうと決めたのである。しかも、すでに宮古島で仕事としてやっている人がいたらこの狭い宮古島で新参者が邪魔したことになる。(誰もやっていないことをやろう。)そして、雨降りにも遊べることが最大の条件だった。しかも自分たちの大好きなこと。

それが今の「パワーストーン&手作り万華鏡館」である。幼いころから天然石が大好きな私と、万華鏡を作っていた夫。二人の宮古島での人生の再スタートとなったのである。

今では目標の「4人の来客」は雨降りや曇り空の時にはクリアできるようになった。

ありがたいことに宮古島の知り合いも増えてきた。口コミで広がっていき、島民のお客様が半分以上を占めるようになった。そうなると、営業時間など無いようなもので朝早くから深夜にまで及ぶようになった。「そうだ。観光客のためにも朝早くから深夜まで営業しよう。昼間は海で遊んだり、地元の人は仕事をしているから夜も営業してあげよう。」

そうして、不定休ではあるが営業時間を朝8:30から夜10:00に変えた。

私たちも行動がうまくなりお客様がいない時には

「遊びに行ってきます。体験をご希望の人はお電話下さい。20分以内に戻ります。」という看板を出かける前に玄関に立てかけて遊びに行くようになった。こうしておくと本当に体験をしていきたい人だけが電話をくれるから、無駄が無い。毎日お客様を待ち続けて家にいるだけではストレスがたまってしまう。こうして、私たちも安心して海に行ったりドライブを楽しんだり深呼吸をしにいったり宮古島の生活を満喫できるようになったのである。

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